Sherlock S1E3-3
フェルメール贋作事件
ベーカー街221B
犯人からテムズ川の川岸の写真が送られてくる。サザーク橋とウオータールー橋の間のサウスバンク。
テームズ河畔
遺体をチェックしたシャーロックは、あのフェルメールは贋作だと。
シャーロックの説明とレストレードの質問が錯綜し、それをさえぎってジョンが、はい女の子たち、静かにして。シャーロック、ちゃんと説明してくれるかな?
All right, girls. Keep calm. Sherlock? Wanna take us through it?
ジョン、指導者みたい!!
画廊へ行く前にシャーロックはウオータールー橋へ。歩道の柵を、コートの裾をひるがえしてひらりと軽く越えるシャーロック。後からヨイショと越えるジョン。
S1E1ではジョンはシャーロックに遅れることなく屋根から屋根へ飛び移ってたからね。ちょっと不思議だが、まあ、ここはシャーロックの身体能力をみせているところ。マイクロフトの言うleg workには不可欠だし、シャーロックの造形には欠かせない部分だ。
ウオータールー橋のたもとで小銭ない?と言っている乞食、スクリプトにはA young ,trustafarian female BEGGARとなっていてBEGGAR乞食だけが大文字。
若くて美人だし知的な感じがする。最初は柔らかい言い方で小銭ない?と言ってるのだけれど、シャーロックが50ポンドと一緒に渡したメモを読むと、一瞬きらっと鋭い目つきになる。
何も説明されないが、たぶん、BEGGARを装っている。もしかするとゲイティスは、ウオータールー橋が The ladies Bridge とも呼ばれることにひっかけているような気もする。
先の話になるが、「忌まわしき花嫁」The Abominable Brideを作った感覚からすればありえるかもしれない。
若くて綺麗で聡明な女性がホームレスのネットワークをしきり、あちらの世界とこちらの世界をつないでいるという設定なら、これだけでスピンオフドラマができそうだ。
被害者のフラット
テームズ河畔の被害者の恋人のところに話をききにいくジョン。
被害者が天文マニアstargazerだったことがわかり、ケアンズ教授からの、あなたは正しかった、という留守電を聞く。
ベーカー街
シャーロックは、ジョンから被害者がアマチュア天文家と聞く。
BEGGARからメモをうけとるシャーロック。ヴォクソールアーケードと書かれている。
ここでまたジョンに、Come on.
ヴォクソールアーケード
星空を見あげて美しいとつぶやくシャ-ロック。ロンドンであんな星空が見られるとは奇跡のような日だ。
やっと見つけたゴーレムに逃げられる。ヤツを見つけるのに何週間もかかる!といきりたつシャーロックに、ジョンは心あたりがある、ケアンズ教授のところだ、と。カッコイイ!ジョン!
S1 E2では、ジョンがシャ-ロックに先行するシーンにやや唐突な違和感があったが、E3では全く自然だ。ジョンはシャーロックに自分の意見をぶつけたり、場をしきって整理したり、事件解明を誘導したりしている。ジョンは今や重要な片腕だ。すでにE2で秘書もやってるしね。
ケアンズ教授が星のビデオをチェックしている。音声で1846年に発見された、と解説が流れている。ゴーレムが教授を襲う。シャーロックはボクシングスタイルでゴーレムと対決。原作への敬意。
戦っている途中でも音声が流れ、光が地球に届く頃には超新星に、と解説が続いている。ゴーレムには逃げられる。
結局この超新星が地上から見られるようなったのは1858年で、フェルメールが絵を描いた1640年代では、見られないことから事件は落着。
首謀者ウエンセスラスの口からモリアーテイの名前がでると、シャーロックの顔に笑みが浮かぶ。
ミサイル設計図盗難事件
盗んだとされたウエストの婚約者の兄が犯人と解明。
遺体を走っている列車の屋根に投げ落として遺体が違う場所に運ばれるというところが解明のポイントで、原作由来。フラッシュメモリーはシャーロックの手に。
ベーカー街221B
コートにくるまり膝をかかえてテレビに悪態をつくシャーロック、ガス爆発で全部窓ガラスが壊れたのがまだ直っていない。
フラッシュメモリーはマイクロフトに?と聞かれ、そう、また爵位を、と言っていたと。ここは書いておきたいところだが、また後の回で。
ここで地動説がらみでジョンが太陽系について知っていればもっと早く解決できたのに,と言うが、反論しないシャ-ロック。ちょっと微笑む。
サラの家に行くと言うジョンに、ミルクも豆も買っておくと。ジョンを遠ざけ、モリアーティにメールする。