Sherlock S1E1-2
ブリクストン
ここでサリー・ドノヴァン巡査部長登場
演じるのはヴィネット・ロビンソン。パイロット版ではもうちょっと美形の女優さんだったが、全く印象が違う。シャーロックをよく思っていないシニカルな感じ、意地悪さが何とも上手!
シャーロックは、サリーにジョンを
Colleague of mine, Dr. Watson. 同僚のドクターワトソン、と紹介する。
サリー: Freak's here. 変人、入ります
この Freak'sは、日本語の変人という言葉よりもう少し強い意味がある。こちらの世界ともう一つの世界の境界にいる存在、という意味合いを持つ言葉だ。後の展開を考えると、なかなか複雑。サリーが持っているシャーロックへの強い違和感、忌避感を表している。
この後、シャーロックがサリーに床磨きしてたな、と言う。これはたぶんセクシャルな意味。新聞の三面記事を熟読してるから、浮気とか男女のあれこれは当然、になっている。
アンダーソンも最初から敵意むき出しに。
その後家に入り、レストレードには
連れだ 。 He's with me.
ピンク色のコ-トの女性の事件現場
シャーロックの解説に、ジョンはいちいちBrilliant!Fantastic! と思わず賛辞を言う。
ごめん、黙る、と謝るジョンに
No, it's fine. とシャーロック。本当は嬉しい。
興奮して走り出していったシャーロックに一人おいてきぼりにされたジョン。
サリー : あいつの友だちじゃないわよね
あいつに友だちはいないもの
ジョン: 僕はなにものでもないよ
会ったばかりだ
サリー: ならあいつには近づかないことね
謝礼も出ないのにあいつが現場にくるわけは?
好きだから興奮するのよ He gets off on it.
いつか彼は殺人をおかすようになる
なぜなら彼はサイコパス psychopath 精神病質者だから
サイコパスは、これまた非常に強い表現。先天的異常者。
ジョンは肯定も否定もせず考え込む様子。
巨大な倉庫
公衆電話が次々と鳴り、なかば強制的に車に乗せられるジョン。
謎の悪の黒幕は、モリアーティ!ではなく、ご存じシャーロックの兄、マイクロフト。これはジョンとマイクロフトの初顔合わせのシーン。というかマイクロフトのテストだったかも。
マイクロフトの評価は。。ジョンは怖がっていない。勇敢。戦場を恋しがっていると。見ている方にも、ジョンの勇敢さ、誠実さ、信頼できる人柄が伝わってくる。
マイクロフトは、ジョンにシャーロックのことを常に心配していると言う。シャーロックの動静を教えてくれたら報酬を払うと。ジョンは即座に断る。
ジョンは車でアンシアに送られる。住所はと聞かれ、ベイカーストリート221B!
そういえばマイクロフトの221Bという言い方は、ちょっと含みをもつ言い方だった。弟があんなところに、というような意味か。自分は大きな邸宅に住んでいるからね。
ジョンはアンシアに暇な時ある?と聞くがにべなく断られる。のど元すぎればすぐに女性をくどくジョン。
ベイカー街221B
謎の人物のことを聞かされ、 金は受け取っておけ、と。シャーロック。
暖炉の前でピンクのスーツケースのことについて話す二人。説明しながらシャーロックは、後の椅子に身体をスライドさせる。こういうシャーロックの身体能力についは随所で見せ場がある。
犯人を呼び出した住所を監視できる店へ歩いて向かうシャーロックとジョン。
犯人は現れないだろうというジョンに、シャーロックは、犯人は賞賛を求めている。天才は観客を必要とする、と説明する。これ、自分のこと。
アンジェロの店
ゲイネタ再び。
ジョン: 彼女とかいないの?
シャーロック: いや、そういうのは
ジョン: ああ、そうか、彼氏がいるとか?
シャーロック: いない
シャーロック: あの、僕は仕事と結婚してるようなものだから
ジョン: いや、いいんだ
No, I'm just saying, it's all fine.
それに対して、シャーロックはジョンを見つめて、頷いて言う。Good、thank you
ジョンは目をむいてびっくりした表情だ。
シャーロックは、彼氏はと言われその言外の意味を探ろうとする。ジョンも all fine といえる寛容さと優しさがある。
all fine と言われたら嬉しいよね。そのままでいい、と言ってもらえたのだから。ジョンのほうも、とんがったシャーロックの口からthank youという言葉がでたのにびっくりする。
この後はロンドンの路地を全速力で走り回る二人。信号や道路標識もシンクロ。ジョンはシャ-ロックと互角に走っている。屋根も同じように飛び移れる。杖なしで。
タクシーに追いついてベイカー街へまた走って帰る。
ベイカー街221 一階の廊下
ほっとした会話。
ジョン: こんなバカをやったのは初めてだ
シャーロック: アフガニスタンへいっただろう
ジョン: ぼくだけじゃないから
そこへアンジェロがシャーロックからメールがきたからと杖を持ってくる。ジョンに優しいほほえみを向けるシャーロック。
その3へ続きます。